2016年12月22日木曜日

台湾と王さんと日本野球と。

11月は仕事が重なったので、12月は子供サービスをしようと決め、キッズを家に招いてクリスマスパーティーをしたり、動物園に連れて行ったり、とにかく毎日せっせと子供の好物を作って、食卓で仮面ライダーのウンチクを(我慢して)聞いていました。仮面ライダーシンは怪力なんだそうな。

そういう年末も悪くないのですが、気づけば11月のジャイアンツOB戦についてしたためていなかった。。そしてアジアウインターリーグも終わっていて、陽岱鋼が巨人入りしていた。。時が過ぎるのは早いですね。

もちろん試合は行きました。OB戦は中畑さんに無駄に話しかけ、駒田さんの背中を隠し撮りするなどの暴走で周囲の顰蹙をかいましたが、だって夢のようなメンバーだったんですよ!!斎藤、槙原、桑田って!!そして先発のマウンドには引退から10年経つ桑田(あえて呼び捨て)。球速こそ100キロ前後だったものの、現役時代とまったくフォームが変わっていなかったので、見ていて高校時代に戻ったような不思議な気持ちにさせられました。桑田さんは急に引退宣言された記憶があります。徹夜明けに小田急線に飛び乗ってジャイアンツ球場に駆けつけ、背中真っ黒に焼けたなぁ。懐かしい。女子高生のころ制服で3日に1度神宮球場に通っていたのも、まあそれでフラれて、当時本気で野球とモテのどっちを取るか悩んだのも、今となってはいい思い出です。

直訳すると「台日伝説のオールスター戦」

こちらが当日250元で販売されていたパンフレット。中身は名鑑というほどでもない、簡単な選手紹介なんですが、ほとんどは有名すぎて紹介するまでもない選手ばかりなので、無料で配ってもよかったんじゃないですかね。


引退後の一言メモはけっこう面白いです。元木さんはバラエティ番組で活躍していることも書かれているし、ラーメン屋さんを開いたことなんかも。そしてOB戦の発起人であり目玉である王貞治さんのところは、「OH桑はこれまで開催されたOB戦で50代になってもホームランを放っていて、野球ファンの中では永遠のホームラン王だ」と書かれています。「OH桑」というのは「王さん」の当て字です。「桑」は中国語で「サン」、郭泰源さんを「KAKU桑」と言ってみたり、こうやって日本風に読むことがよくあります。

王さんの一本足打法を生で見るのは私も初めてでしたので、感動しました。でももっと感動したのは、スタンドのファンが全員立ち上がって、ヒューヒューと歓声をあげているのを見たときです。きっとどれほどのスターでも、日本人ではここまでの興奮を与えられないと思います。同じ台湾人として特別な思いがあるのだな、と実感しました。

戦争が終わって日本が引き上げた後の台湾の人たちにとって、王貞治の活躍はどのように映ったのだろう。そんなことにも思いを馳せました。台湾の歴史を知ると一層感慨深くその気持ちが想像されるのです。OB戦を見に来たファンや関係者の方に王さんのことを聞くと、「神様のような存在」と口を揃えるのも印象的でした。もちろん実績やご本人のすばらしい人格も「神様」たるゆえんでしょうが、遠くなってしまった日本から断片的に報道される王さんの姿は、より鮮やかに輝いて見えたのではないか、そんな風に思います。

足跡をまとめたカードファイル。当日会場で配られました。

さて、王さんの感動から数日でアジアウインターリーグが開幕。台中開催なので、もっぱらCPBL TVでの観戦となりましたが、NPBイースタン選抜と台湾プロ野球選抜の試合は生観戦しました。我らがベイスターズから参加した野手陣(特に網谷圭将くん)はすこぶる調子がよくてニヤけていたのですが、そこで熱狂的なベイスターズファンの台湾女子と知り合いました。聞けばファンになったのは2010年頃とのことだとか。

ちょっと待った。横浜ベイスターズはその頃魔の5年連続最下位まっしぐら、どん底の時期だったはずです。DeNAからやってきた敏腕社長によってオシャレにイメージアップし、そんな暗い歴史などなかったかのようにクライマックスシリーズで盛り上がった今年のベイスターズですが、ホッシーの笑顔むなしきあの迷走は忘れられない。よりによってそんな時になぜファンになったのでしょう。驚く私に彼女は言いました。「台湾人選手がいたから」。

そうなんです。その頃ベイスターズにちょっとした台湾人選手ブームが起きていたのです。2009年に王溢正(ワン・イイゼン/現ラミゴモンキーズ)が入団。2011年に陳冠宇(チェン・グァンユウ/現千葉ロッテマリーンズ)、2012年には阪神から鄭凱文(ジェン・カイウン/現兄弟エレファンツ)を獲得しています。残念ながらみんな成績を残せずにベイズターズを去っていくのですが。。。最初はそれがきっかけだったけれど、その後ベイスターズの魅力にどんどんハマっていき、台湾人選手がいない今も応援し続けているということでした。ハマっていった気持ちはすごくよくわかるよ、うん。考えてみれば当然のことながら、球団の魅力以前に「そこに台湾人選手がいる」ということが、台湾人にとって特別なことであり、ファンになる大きな動機となるのですよね。


翻って巨人入団が決まった陽岱鋼であります。台湾では陽選手をきっかけに北海道日本ハムファイターズのファンが激増しました。ましてジャイアンツは「OH桑」が活躍した、台湾人にとってすでに特別な球団なのです。しかも未知数の若手を獲得したのとはわけが違います。看板選手に育て、優勝で送り出してくれた日本ハム以上のことを、こちら台湾ではジャイアンツに期待しているわけです。高橋監督、頼みますよ。王さんがつないできたジャイアンツと台湾の深いつながりを、陽選手はさらに発展させていけるのでしょうか。非常に楽しみな2017年のシーズンを、首を長くして待つ私なのであります。

2016年12月9日金曜日

華流テレビドラマコレクション2017-2018

現在発売中の「華流テレビドラマコレクション2017-2018」で、俳優のリウ・イーハオさんの記事とインデックスを担当しました。ここまで5媒体、各編集担当の方に改めて感謝。


リウ・イーハオさんは、一度「台湾エンタメパラダイス」で取材させてもらったことがあるのですが、小顔でかっこいいのに気さくに話してくれて、常にニコニコしているという好印象しかありません。台湾で大ヒットした映画「我的少女時代」の続編(来年公開)で主役を演じるそうで、楽しみです。

エバー航空機内誌「en Voyage」12月号

エバー航空の機内誌「en Voyage」12月号の日本語ページで、カラスミについての記事を書きました。息子よ、母は11月けっこう働いたぞ!


記事はこちらからも見ることができます。なぜ台湾のカラスミは安くて美味しいのか、その秘密に高雄でカラスミ5本行った私が迫ります。一晩にカラスミを5本食べるとどうなるか。夜中に砂漠の夢でうなされて、起き上がった勢いで水5杯行きます。少しずつ食べるのが賢明です。

11月23日付 読売新聞国際版に記事を書きました

気づけばもう3週間以上経ってますが、11月23日発行の読売新聞国際版「リレーエッセー」で日本と台湾の野球におけるつながりをテーマに記事を書きました。


ブログより新聞の方が読んでる人多いのに無駄な抵抗。そしてうっすらベイスターズ。

Hanako12月22日号「台湾 おいしいものだけ。」

現在発売中の雑誌「Hanako」でも5ページほど担当させていただいております。これもKindle Unlimitedなら0円で読めます。すごいぞKindle Unlimited!


台湾に来ておいしいものが食べたくなること間違いなしの一冊です。こちらもぜひ。

な〜るほど・ザ・台湾12月号

やっと少し寒く(涼しく)なってきた台湾で入手できるフリーペーパー「な〜るほど・ザ・台湾」12月号の「台湾製造」という連載で、茶器の会社を紹介する記事を書きました。


毎月やらせてもらっていて、台湾のアグレッシブな企業の方にお話をうかがえるありがたいページです。ウインターリーグも佳境!台湾にいらっしゃるご予定の方にご覧いただきたいのはもちろんなのですが、この雑誌、電子書籍化されることになり、Amazonで購入していただけることになりました!Amazonのページはこちら。月額980円の「Kindle Unlimited」に会員登録している方は、無料でお読みになれます!ぜひご覧ください。

2016年11月14日月曜日

台湾野球少年の永遠の憧れ、王貞治さんがやってくる!

今週は私にとって大きなイベントが2つ控えています。一つは幼稚園の遠足に引率でついていくこと。もう一つはジャイアンツOB戦です。

OB戦のメンバーがすごい。ジャイアンツは言わずもがなの面々ですが、台湾の方も相当豪華です。

《ジャイアンツOB予定メンバー》※敬称略
◆投手◆
角盈男・斎藤雅樹・槙原寛己・桑田真澄・定岡正二・宮本和知・西本聖・鹿取義隆・前田幸長・水野雄仁
◆捕手◆
村田真一・大久保博元・高田誠・吉原孝介
◆内野手◆
王貞治・後藤孝志・川相昌弘・元木大介・岡崎郁・篠塚和典・原辰徳・仁志敏久・駒田徳広中畑清・福王昭仁・江藤智
◆外野手◆
柴田勲・大西崇之・吉村禎章・高橋由伸・四條稔・仁村薫・石井雅博・西岡良洋

なんといっても今回は王さんがいらっしゃるということで、ジャイアンツ色でマーキングしてみました(青文字の意味はご想像におまかせします)。王貞治さんといえば、もちろん日本球界の伝説でもあるのですが、台湾ではあの長嶋茂雄氏より知名度が高い、超がつく特別な人です。


たとえばこれ。書店で見つけたポストカードで思わず買ってしまったのですが、1970年代から発売されいた子供雑誌の「王子」の表紙です。

雑誌『読む野球』の記事で、昨年51歳の若さで亡くなられた元中日・大豊泰昭さんが語る王さんへの思いを読んだことがあります。子供のころ王さんが特集されている雑誌を手に入れて、ボロボロになるまで何度も何度も読んでいたそうです。時々このポストカードをみると、もしかしたら大豊少年が手にしていたのは、この「王子」だったかもしれない、などと思いを馳せてしまいます。グラウンドに立つ王さんの姿に、多くの元野球少年が心を揺さぶられることでしょう。

そして、対する台湾野球OBチームのメンバーはこちら。

中華OB隊メンバー》※敬称略
◆監督◆
林華韋
◆コーチ◆
李來發・高英傑・趙士強・楊清瓏・楊賢銘
◆投手◆
郭泰源・杜福明・郭源治・黃平洋・郭李建夫・林朝煌・劉志昇・林琨瑋陳炫琦廖剛池何明堂劉秋農
◆捕手◆
洪一中呂明賜曾智偵
◆內野手◆
王光輝童琮輝葉志仙黃忠義吳文裕郭建霖吳思賢吳復連林琨瀚羅國璋羅敏卿
◆外野手◆
宋榮泰黃煚隆張文宗陳威成王傳家陳該發龔榮堂江仲豪林振賢

注目はやはりW郭氏の共演ですね。元ジャイアンツで大豊さんより先に頭角を現し、アジアの大砲と言われた呂明賜さんも参加予定。洪一中氏は台湾プロ野球・ラミゴモンキーズの監督、吳復連氏は中信兄弟エレファンツの監督で、西武ライオンズの吳念庭選手のお父さんです。いずれも台湾の野球ファンにはおなじみのメンバーということで、私も球場で勉強してまいります。

読売ジャイアンツOB対台湾野球OB戦、台中インターコンチネンタル球場で20日に開催です。

2016年11月13日日曜日

陽岱鋼よりもショックだったアキラの去就について

お久しぶりです。
更新が滞っている間に、暖かいコメントを下さった方がいまして、
殺伐とした世の中だけど、野球ファンは暖かいなぁ、と思った高橋です。
おかげさまで忙しくしておりました。

台湾プロ野球は、今季限りでオーナーが変わる義大ライノズの優勝で幕を閉じ、
ラミゴモンキーズの王柏融選手が年間MVPに輝きました。

ドラフトで速球派右腕の廖任磊がジャイアンツに指名されたり、
大逆転で日本一になった日ハムから陽岱鋼がフリーエージェントで出ることになったり、
日本球界でも台湾人選手の動きが多いシーズンオフです。

そんな中一番ショックだったのは、映画『KANO』で主人公アキラを演じた
曹祐寧選手のこと。これまで野球選手と俳優を両立していて、
アマチュアで構成される台湾代表チームに入るほどの実力を持った選手です。


このサイトの記事にもあるとおり、U23台湾代表を辞退し、芸能活動に集中すると決めたそうです。

体は細いのですが、とにかく印象に残るプレーが多かった選手でした。定位置はセンターだったのですが、俊足でダイビングキャッチも華麗。本人が憧れていた陽岱鋼のプレーを彷彿とさせる時もありました。U23台湾代表の郭李建夫監督も、守備力を高く評価していたんです。先日U23台湾代表候補チームが巨人3軍と練習試合を行った時、川相昌弘監督に一番印象に残った選手を聞いたら、曹祐寧選手の名前を挙げていました。

本人が決めたことなので仕方ないですよね。以前取材させてもらった時に、「芸能活動をしていても練習量はまったく減らしていない」と言っていたので、ずっと続けていくのは無理だろうとは思っていました。代表に選ばれて遠征が続けば、スケジュール的にも映画やドラマの撮影をするのは難しいですもんね。それに「実力的にプロの一軍でやるのは無理だと思う」という発言もしていました。謙虚だな、と思ったのですが、自分で自分の素質や実力を冷静に見極めた結果かもしれませんね。今年6月のドラフトに向けてプロ野球志望届を提出しなかったあたりから覚悟はできていましたが。。。

しかしこのニュースによると、芸能界が難しかったら野球界に戻ってくるかも、という含みももたせてくれていて、期待しちゃいます。これまでは野球中心だったのが、芸能活動中心になるという解釈で良さそうですね。戻るのは簡単じゃないのですが、実力がある上にかなりのイケメンで、野球人気に一役買ってくれるのは間違いない存在なので、野球ファンとしては待っていようと思います。最終的にどちらを選ぶにしても、ずっと応援し続けるつもりです。

2016年10月19日水曜日

タナケンの牽制と陳金鋒の引退コメント。

久しぶりの更新で告白します。
10月10日、何を隠そうわたくし、5歳の子供を台湾に置いて、東京ドームに行きました。
このことは息子が成人するまで胸にしまっておこうと思います。

母親失格です。はい。しかも田中健二朗が鈴木尚広を牽制で刺したのを見た時は、完全に田中選手の亡きお母さんの気持ちで泣いてました。あとで思いましたが、息子ほったらかしで泣く権利ないです。しかしいい試合でした。行ってよかった試合ベスト1が石井琢朗2000本安打達成試合から塗り替えられました。そりゃ石田がサムライじゃなきゃ誰がサムライかって話ですよね。ああ、琢朗選手といえば、引退の年、最後の打席で投げてたのは田中健二朗でしたよねぇ。時代は巡るなぁ。

引退といえば台湾ではラミゴが台湾シリーズに進出できなかったので、陳金鋒選手はシーズン終了とともに引退となりました。雑誌「職業棒球」は全ページ陳選手の特集です。


巻頭だけだと思ったら最初から最後まで陳選手一色!本当に国民的英雄なんですよね。引退セレモニーの全文も乗っていて、これだけのスターなのに、かしこまった挨拶でなく、フランクな感じが台湾らしいと思いました。中でもいいなと思ったのが、奥さんへの感謝を素直に述べていること。

「2人の子供を育ててくれてありがとう。さえない顔で家に帰ったこともあったけど、寛容な君に感謝しています」

素敵でしょ。日本の選手も、子育てしっかりやってくれている奥様のことをもっとダイレクトに褒めてもいいんじゃないかな、と思ったりしました。え?子供置いて野球見に行ってるお前が言うな?た、大変失礼いたしました。

2016年9月21日水曜日

三浦番長をいつもの通りに応援しようと思う理由。

台湾では初のメジャーリーガーで国民的ヒーローだった陳金鋒という選手が引退を表明しました。シーズン当初から「今季限りで辞めます」と宣言していたので、台湾の野球ファンは、「この一瞬一瞬を目に焼き付けよう」という思いで今シーズンの陳選手を見ていたはずです。辞めると宣言することで、注目する人が増えるのも事実です。

我らが番長、三浦大輔投手の引退は寝耳に水の出来事でした。ヤフーニュースを開いて「DeNA三浦大輔、引退表明」という文字を見た瞬間、横浜ファンの「嘘だろ!?」という声が聞こえたような気がしました。引退会見の中継を見ていても、なんだか実感が湧かない。横浜に背番号18がいることは、あまりにも当然のことだったからです。

人間というのは愚かなもので、いつもの光景がそうでなくなる時、初めてその大切さに気づくことがある。でも我らが番長について思うのは、ちょうど反対のことなんです。

「9回を投げ抜くためには1イニング1イニング、もっと細かくしたら1アウト1アウト、最終的には1球1球っていうことですよね」

速球派でもなく、代名詞となる変化球があったわけでもない。選手生活を支えた抜群のコントロールの影に、1球1球手を抜かない不断の努力があったことを、横浜ファンは知っています。Bクラスが定位置のチーム状況にも腐らず、150勝した番長が教えてくれたのは、いつもの光景を、目の前の一瞬一瞬を、懸命に生きろということです。

だからこそ私は引退、引退と騒がず、いつもの通りに番長を応援しようと思うのです。最後の1球まで、きっと全力で投げてくれると思うから。そして願います。その1球が石田に、今永に、ヤスアキに粛々と受け継がれていくように。


偉大な投手でした。いつも励まされました。ありがとう番長。でもまだ終わってないぜ!

2016年9月13日火曜日

得する!台湾222ネタで台湾野球に関する記事を書きました。

これも7月に発売になっているガイドブックですが(いい加減にしろよ)、「本当に使える!得する!台湾222ネタ」という本で少しお手伝いさせていただきました。


私が担当した中の1ページは、なんと台湾プロ野球に関するものです!

編集担当の方々に感謝!

野球をお得につなげるヒントは、このブログを読んでいただいている方からのコメント「台湾のプロ野球はチケット安くてお得ですよね!」というご意見を参考にさせていただきました。ありがとうございました。

テーマパーク化している日本の球場も楽しいのですが、昭和世代はのどかな台湾の球場に魅力を感じるのもまた事実(けど選手はメジャー化されているんですよねぇ)。少しでも台湾プロ野球の良さが伝わったら嬉しいです。

2016年9月12日月曜日

読売新聞国際版でリレーエッセーを担当させていただくことになりました。

ようやく夏休みも終わり、子供が幼稚園に行くようになったことは前回書いたのですが、日本で毎日遊び呆けていたせいか、朝登園を嫌がるように。とほほ。。朝から愚図られると1日疲れを引きずるのですよね。

というように所変われど子育ての苦労はたいして変わらないと思っていたのですが、日本でママ友に台湾での子育てについて話すと、「へー」「そうなんだー」と新鮮なリアクション。やっぱり所変われば違うこともあるのですね。私は日本で子育てしたことがないので、あまり実感がなかったようです。これからは子育てについても発信しますね。

さて、ありがたいことに読売新聞国際版で「リレーエッセー」という現地在住のジャーナリストやライターによるエッセイ欄を担当させていただくことになりました。3ヶ月に一度くらいの頻度で台湾在住子持ち主婦ライターから見た台湾をお届けします。

その第一回目が8月24日に掲載されたのですが、ここでも子育てについての原稿を書きました。改めて書いてみると、確かにやたら高い私立幼稚園の学費とか、小学校から試験攻めという事実は特筆すべきことですよね。紙面では少し触れただけなので、改めてブログで書こうと思います。

そう考えると海外に住んでいるというだけで、身近なところにも書くべきことがいっぱいだ(何を今さら)。愚図られて疲れたとか言ってる場合ではない、と気を引き締めるこの頃です。

な〜るほど・ザ・台湾9月号

台湾のホテルや観光地で配布している情報誌「な〜るほど・ザ・台湾」で連載中の「素顔の台湾人」で、今回は他言語を操る方を取材させていただきました。語学に興味のある方も、ぜひお手に取ってご覧ください。

な〜るほど・ザ・台湾9月号


ガイドブック「歩く台北2016-2017」発売中

今さらすみません。8月に発売されたガイドブック「歩く台北2016-2017」、5エリア担当しましたので、ぜひお手に取ってご覧ください。今回私が思ったのは、「表紙がかわいい!」ということ。巻頭は表紙にもあるビール特集ですので、ビール好きの方はぜひ!


あれ!?今見たら在庫切れになってますね!そんなに売れてるんでしょうか(自分に自信のあるやつ)。Kindle版もありますので、ぜひぜひスマホのKindleアプリにダウンロードして、台湾にいらしてくださいね。

2016年9月5日月曜日

2年目のジンクスとライターの手帳。

息子の夏休みを利用して、日本に長期滞在してました。

息子5歳にヤスアキジャンプを仕込む

というわけでヤスアキショックでブログ更新しなかったわけじゃないんですが、魔の逆転負け続きだった8月、そのうちの1試合を横浜スタジアムで目撃してしまいました。全力で飛んだヤスアキジャンプからの逆転負けがいま腰に来ている。

知らない方のために、横浜ファンは9回にクローザーの山崎康晃投手が登場すると、ゾンビネイションという曲に合わせてピョンピョン飛ぶんです。ビールが全身に回ってクラクラするんです。中年とは哀しいね。2年目のジンクスっていうのも、若い選手だけに与えられた特権ですよね。大野も槇原も、みんな打たれて大きくなったのだから。

そんなボヤキはともかく、更新をサボっている間もアクセスしてくださった皆様、本当にありがとうございました。さぞかし「いつ仕事してんだ」とお思いでしょう。ライターとしてブログ開設してるくせに筆不精とはこれいかに。反省しまして今回は、仕事道具である手帳を勇気を出してお見せいたします。

ライターといえばメモ。例に漏れず私もメモ魔です。そして子供の頃から文房具が大好きです。書くことを仕事にしていて文房具に興味がない、っていう人は少ないと思いますが、機能性よりも見た目を頼りに小学生の頃から文房具ハントに勤しんできました。

手帳もまたしかり。ホントにいろいろ試しました。ほぼ日手帳、能率手帳、クオバディス、ジブン手帳、ヨガ手帳、有名なのは一通り。重たいシステム手帳を持っていたこともあるし、無印の月間カレンダーのみでシンプルに生きよう!と燃えたことも。試した結果、最近落ち着いているのがトラベラーズノートです。しかも2冊使い。


普通サイズは家に置いて、パスポートサイズを持ち歩いてます。パスポートサイズに何でもかんでも書き込んで、整理して普通サイズに書き写したり貼ったりする。一応そういう使い方をしようと思っていて、まぁきちんと整理しきれてはいないのですが、一度書いたメモを見直す回数は増えている気がします。

書いておかないと忘れてしまうし、書いても忘れるのが人間。なので、書いておいたものをもう一度見直して、整理しようという意識があるだけでも、以前よりはメモが活きているような気がします。日付が入った、特にほぼ日手帳みたいな1日1ページの体裁だと、どうしてもグチャグチャに書きなぐれないし、書きなぐったページは見直す気がしない(たぶん他の方の芸術作品みたいなページをよく目にするせいだと思うのですが)、というのが難点なのです。

トラベラーズノートの中は、両方とも無地のノートのみ入れています。パスポートサイズにメモする時は、気がついたら日付も書いておく。ほとんどのメモはだいたいいつ頃書いたかわかるだけで十分です。取材日なんかのスケジュールは書きなぐっておいて、iPhoneに登録したら破り捨てます。取材に必要なものとか注意事項は普通サイズの方に書いておきます。2回書くとけっこう覚えられます。パスポートサイズは小さいので持ち運びに便利なのはもちろんなのですが、不要なページを破り捨てる時も抵抗がないのがいいです。

毎年実家の母からもらう浅草入山せんべいのカレンダーが、なんとパスポートサイズにぴったりで、これを発見した時はひとりほくそ笑んでしまいました。

ウッヒョー!ぴったり!

この嬉しさ、手帳好きの方ならわかってくれますよね??トラベラーズノートは一枚皮でに通したゴムに、ノートを挟むだけのシンプルな構造なので、思わぬ「ぴったり」があったらすぐ使えるし、やっぱりいらない、と思っても取り外すだけなので、何でも気軽に試せます。

取材ノートはというと。取材時間の短い簡単な取材なら、パスポートサイズにメモってしまいます。インタビューで基本は録音、という時は、キーワードだけをパスポートサイズにメモすることも。ただ、時間を取ってもらったちゃんとした取材の場合は別のノートを使います。取材ノートはA5サイズで統一しているので、文房具店などで気に入ったものがあったら買っておいて順番におろし、在庫が切れたら無印ノートでしのいでいます。

ディズニーランドで買ったA5ノート

特に変わったこともない使い方ですが、これが一番落ち着きます。取材ノートは昔からずっとこのサイズ。立っていても書きやすいことに気づいてからは、リングノートを選んでいます。

そんなわけで、台湾に戻り、2ヶ月ほぼ毎日一緒だった息子も幼稚園に出かけたので、ブログを再開した次第です。これからは文房具ネタ、ガジェットネタ、あと子育てネタも織り交ぜつつ続けていきますのでよろしくお願いします。あ!もちろんお仕事も頑張ります。

2016年7月2日土曜日

な〜るほど・ザ・台湾7月号

台湾のホテルや観光スポットで入手できる情報誌「な〜るほど・ザ・台湾」7月号が発刊されました。今回はジローさんの表紙が目印。


私は「素顔の台湾人」という連載で原住民タイヤル族の若者に取材させていただき、「台湾製造」というページで台湾ビールについて書かせていただきました。台湾にいらっしゃる機会のある方は、ぜひお手にとってご覧ください。

エバー航空機内誌「enVoyage」7月号

エバー航空の機内誌「enVoyage」の日本語ページで、台湾の図書館に関する記事を書かせていただきました。サイトから中身を見ることもできますので、ぜひご覧ください。


最初に高雄市立図書館本館に行った時は、「これが私の夢見ていた楽園だ」と思ったほど感動を覚えました。カフェでもなく、本屋でもなく、これが本当に市民の共用資産なのかと。こんなことを実現している市が本当にあったのかと。キョロキョロしては感嘆の声を上げ、完全に挙動不審だった私が、なんとか冷静になってまとめた原稿です。

台北ナビで台湾プロ野球・ラミゴモンキーズ紹介記事を書きました。

息子が夏休みに突入し、作業の処理能力が通常の30%程度に低下している高橋です。台湾は南国なので暑い時は休みましょう、というスタンスらしく、6月末から8月末までまるまる2ヶ月幼稚園も学校も夏休み!長い!!

初日にクッキーをばら撒き、ソファーからダイブして唇を切る我が子を見ていると、2ヶ月間が気の遠くなるような長さに感じられます。こんなにベッタリ過ごせるのもあと数年だということはわかっているのですが。はぁ。

台湾プロ野球は下半季が開幕しました。明日は体力の余っている息子を連れて桃園へ観戦に行ってきます。先日台北ナビさんの取材でラミゴモンキーズの取材をさせてもらいまして、記事がアップされましたので、ぜひご覧ください。


台北ナビさんでは、ラミゴモンキーズ観戦ツアーも企画されているそうです!日本語のできるガイドさんが帯同しますので、台湾プロ野球に興味があるけど、チケット購入やアクセスが不安。。。という方は、この機会に参加されてみてはいかがでしょうか。

2016年6月30日木曜日

&TRAVEL台湾 2017が発売されました。

台湾のガイドブック「&TRAVEL台湾」の2017年度版が発売されました。昨年の創刊号でもお手伝いしましたが、最新版では内湖を中心に追加取材をさせていただきました。


ハンディ版、Kindle版もあります。ぜひお手にとってご覧ください。

巨人3軍が教えてくれたこと。

巨人3軍の台湾遠征に、家族に許される範囲で密着しました。ウェブや雑誌でちょこちょこ記事は書かせていただきますが、そこには書けない、個人的な感想を書いておきます。



私は20年来のベイスターズファンですが、巨人に3軍ができたことはちょっと気になっていました。巨人3軍という響きに、ソフトバンク3軍にはない、特別なものを感じたからです。巨人のブランド力が弱まっていると言われていますが、それでも長年日本のプロ野球界を牽引してきた存在であることに変わりはない。その歴史はやはり特別です。栄光の巨人軍の、その3軍。誇りと無念さが入り混じったようなその響き。現在地を示すには「育成」よりも「フューチャーズ」よりもリアルな表現です。

球場も練習場も1軍2軍が使っていない時だけ使用できる。飛行機もエコノミークラス。そんな裏話を聞き、「力がないからここにいる」という選手の言葉を聞いているうちに、いつのまにか感情移入していたのかもしれません。私だってライターとしては3軍です。好きな野球を仕事にすることはできていないし、力不足を感じることばかり。

取材交通費が出るわけじゃなし、台中まで行ったら赤字だとわかっていたけれど、台湾代表のドラフト候補を見るという大義名分もあったけれど、結局は必死のプレーが見たくて、気づいたら私は球場に向かっていました。ボテボテのゴロに顔を歪めながら全力疾走する姿に、11点差で負けている最終回も声を出し続けるベンチに、勇気付けられていました。

足りない何かをつかむ日はやってくるのかもしれないし、こないのかもしれません。それでも置かれた場所でもがくことの尊さを教えられ、これこそ3軍にしか伝えられないことだと思いました。

灼熱の台湾で過ごした7日間が彼らの糧になりますように。これから先も悔いのない野球人生を送れますように。遠征最後の日を迎えた選手たちの背中を見つめながら、月並みにも強くそう願っている自分がいました。私はこの6月を、決して忘れません。

2016年6月29日水曜日

台湾プロ野球上半季終了とドラフト

こんにちは、高橋です。巨人3軍の台湾遠征を追いかけながら、ガイドブックの取材と原稿に終われ、暑さも忘れる1週間を過ごしていました。ずっとパンパン状態で家事をサボっていたので、家の中が荒れに荒れています。パンツを使い果たした子供が海パンで幼稚園に行ったり、暑さでリモコンの電池が溶けたり、家を開けたツケが容赦なく襲いかかる水曜日。文句を言わない家族に感謝して、洗濯機を回しまくる今日です。

そうこうしているうちに台湾プロ野球は3月〜6月(上半季)までの日程を終え、兄弟エレファンツが独走態勢のまま上半季を制しました。2013年から上半季と下半季の間にドラフトが実施されまして、今年も注目選手がプロ野球(CPBL)4球団に指名されました。

画像は運動視界から拝借しました

ウインターリーグの時に取材して「台湾エンタメパラダイス」で取り上げさせてもらった文化大学のイケメンは2人とも1位指名されました!


張閔勛選手はラミゴモンキーズに、蘇智傑選手は統一セブンイレブンライオンズに入団決定!おめでとう!!


こちらは蘇智傑選手と、同じく統一に指名された陳傑憲選手の〝ダブル傑〟を取り上げた自由時報の記事。実力とルックスを兼ね備えた2人が入団!と伝えています。陳傑憲選手は巨人3軍戦でも大暴れ。こちらもかなりのイケメンです。彼らは今年10月のU23ワールドカップ(メキシコ開催)でも台湾代表に選ばれるはずなので、今からチェックしておきましょう!

それと最近台湾プロ野球を賑わせた話題がもう一つ、義大ライノスがなんと身売りを発表したんです。。4球団しかないのにまた身売りだなんて!しかも2013年に興農ブルズからオーナーが変わったばかりだというのに。。身売り発表でチームにも動揺が走り、その後義大は7連敗。上半季は最下位で終えています。そりゃ集中できないよ。。身売り先が見つからなければチーム経営を続けるということですが、どうなることやら。

そんなこんなで揺れる我が家とCPBLですが(一緒にしないで)、7月から新人を加えて下半季がスタート。7月16、17日にはオールスター戦も開催されます。義大の行方を見守りつつ、夏本番の野球観戦を楽しみたいと思います。

2016年6月22日水曜日

台湾の野球場その③新莊棒球場

魔の交流戦が終わった。。。でも須田選手と乙坂選手の怪我が心配な高橋です。

台湾には巨人3軍が来て、地元チームと対戦しています。昨日は4−5で文化大学に敗れてしまいましたが、今日の同カードはどうでしょう。私もこれから球場に行くつもりです。

台北市内からアクセスできる野球場としては、以前ご紹介した天母棒球場と、桃園國際棒球場があります。位置関係でいうと、東京からの神宮球場、横浜スタジアムだと思っていただければ距離感が想像しやすいかと思います。関西では。。今度大阪出身の友達に聞いておきます。

今日ご紹介するのは、本日巨人3軍対文化大学の試合が行われる新莊棒球場。台湾プロ野球では兄弟エレファンツの主催試合で使用される球場です。


MRTで台北中心部から20〜30分。「新莊駅」からはバスも出ていますが、歩いても15分ほど。正面入り口にヤシの木が植えられていて、南国情緒がありますね。


1番出口を出たらそのまま回れ右して、右手の道をトコトコ歩いていくと、大きな体育館がありますので、ここの信号を左折。

ちなみに体育館のちょうど向かい側にセブンイレブンがあります。球場の目の前にもFamily Martがあるので、ビールなどは直前で買ってもいいと思いますが、このセブンにはぜひ入ってみていただきたい。


地下にけっこう広めのイートインスペースがあって、その壁一面に兄弟エレファンツの選手がいるからです。観戦気分が上がること間違いなし。


体育館、球場を含む新莊公園は敷地も広大で、市民にとっての憩いの場。球場へと向かう道にあるこの湖も人気のスポットです。青空カラオケを楽しむお年寄りに出くわすことも。


電光掲示板はレトロですが、2003年には外野席の椅子も完成し、10000席を擁する台湾ではかなり大きな球場です。センターは400フィート、両翼325フィートという国際規格で、プロ野球ではホームランが出にくいことでも有名なんです。外野席の工事の際にカラービジョンも設置されています。


2014年に侍ジャパンと親善試合をやった時も、会場はここでした。台湾の野球ファンがたくさん観戦に来ていました。


MRTと徒歩でアクセスできるのはやっぱり楽で、プロ野球観戦はもっぱらこの球場になりがちです。アルコールの販売がないことが多いのは難点ですが、臭豆腐や台湾風ソーセージなど小吃の屋台は充実しています。付近のコンビニでビールを買って向かいましょう。

台湾エンタメパラダイスvol.15 発売されました!

台湾エンタメ情報満載の「台湾エンタメパラダイスvol.15」が本日発売されました。久しぶりに登場したジェリー・イェンさんの表紙が目印です。


今回はリウ・イーハオさんのインタビューと、夏のオススメグッズページを担当させていただきました。取材時にビックリするほど感じのいい人だったリウ・イーハオさんは、カメラマンさん渾身の写真が本当に素敵ですので、ぜひご覧ください。

2016年6月21日火曜日

どうやって中国語を習得したのか、という話

どうも。夏前に必ず体調を崩す高橋です。
ありがたいことに、毎日締め切りに追われる日々を送っています。

特に秀でたところがあるわけでもない私のような平々凡々なライターに、これほどまでに仕事が舞い込んでくるのは、ひとえに台湾在住だからであります。海外でヒーコラ言いながら暮らしているからこそ、台湾観光のガイドブック、雑誌の台湾特集、台湾エンタメの雑誌、台湾で発行されている日本語雑誌、というフィールドで活躍できるのです。ありがたや。

そこを強みにしている以上、中国語での取材もこなさなければいけないわけですが、30過ぎてから台湾に移住して、慣れない場所での暮らしや子育てにも必死の私が、中国語をモノにするのはかなりハードな道のりでした。今もモノにしているとは言い難い状況ですが、それでもなんとか仕事ができるようになったのは、一応こんな努力をしているからです、という話。

ちなみに台湾に来る前の中国語の素地として、大学の時に第二外国語で中国語を選択していたこと、仕事で台湾の方にお会いする機会があって、あまりのいい人ぶりに感動し、2年間ほど週に1度町の中国語教室に通っていました。現地では語学学校に半年弱通っただけで、子育てに追われることに。一応基礎は習っていたはずなのに、台湾に来たばかりの頃はコンビニで「袋いりますか?」もと言われても聴き取れず固まっていました。

そんな私が台湾に来て5年で、まがりなりにもインタビューまでこなせるようになったわけです。なにかしら秘技とか秘訣を公開したいのですが、残念ながらそんなものはない、というのが結論。これまでの道のりには結局この2つしか効果を感じた方法はありませんでした。

「単語を覚える」「正しく発音する」

これに尽きます。台湾に来て1年で、台北ナビさんでの仕事をはじめたころは、正直半分くらいしか聞き取れず、録音して何度も聞き直し、重要なのにどうしても聴き取れない部分を台湾人の旦那に聞いてもらって、なんとか原稿を書いていました。これじゃまずいな、と思って、「キクタン中国語 初中級」というのを一冊覚えたら、かなり聞き取れるようになりました。「キクタン」のCDは、中国語の後に日本語が流れてくるのですが、とにかくリスニングができないことには会話にならないので、最初は中国語を聞いて、日本語が出てくる前に一旦ストップ、意味が出てこなかったら書き出す、というのを一冊やったら、台湾人が話している内容がだいたいわかる、というレベルになりました。

その後はもうずっと同じことの繰り返しです。

①生活や取材の中で、聞き取れなかった単語を書き出して覚える。
②通じなかったり聞き返された発音の単語を正して使ってみる。
③使えそうな単語と言い回しに出会ったらなるべく覚える。

本当にただただこの繰り返し。覚えても覚えてもウソのように忘れるし、発音の難しい単語を覚えたと思ったら、今度はとっさに「バナナ」の中国語が出てこなくなったりと、自分の脳みそを呪いたくなるようなことの連続で、本当に地味で孤独な戦いです。

ただ私の場合は、実際に取材で中国語をつかわなければならないため、「あー!!あの時こう突っ込めたらよかったのに!!」という後悔なんかがものすごく強烈で、なんなら3日くらいその単語やフレーズのことを考えたりするので、そういう意味では定着率がいいのだと思います。同じ場面がきたら今度は絶対使えるようにしなければ!という気持ちが強いのです。

しかも、仕事柄その会話をテープに録って、文字に起こさなければならないので、自分の稚拙さがわかるし、相手の中国語を文字に起こすことは、そのままディクテーションというやつになっているので、これも必要に迫られている分効果があるのだと思います。

テープ起こしというのは、日本語だろうが中国語だろうが、取材がうまくいかなかった時はものすごく嫌なものなのですが、中国語の場合は、「ここ勘違いして変なこと聞き返してる…」などという語学上のミスに気づくこともあるため、マジで地獄です。よくテープを聞きながら悶絶していました。ちなみに取材の場合、聞き取れてるフリをしても、あとで原稿書く時に泣くのは自分なので、必要な場合は正直に「すみません、今のどういう意味ですか?」と聞き直したり、最悪筆談で書いてもらったりもします。そこから急に相手が中国語のレベルを下げてくれたりもします。それって一見ありがたいのですが、取材としては中身が薄くなるので危機的状況なのです。悩しや。。。

最近は野球用語の語彙を強化しています。アラフォーでも頑張れば頑張っただけ成果が出ることを実感していますので、勉強中の方は一緒に頑張りましょう。また効果的な上達方法が見つかったらアップします。

2016年6月19日日曜日

な〜るほど・ザ・台湾6月号と野球選手の弁当屋さん

忙しさにかまけてアップするのを忘れていましたが、な〜るほど・ザ・台湾6月号のお弁当特集を担当させていただきました。

な〜るほど・ザ・台湾6月号

一般家庭のキッチンに押しかけてしまい恐縮でしたが、主婦としては非常に勉強になりました。台湾にいらっしゃる予定のある方は、ぜひお手にとってご覧ください。

弁当といえば、台湾でも弁当屋さんはチェーン店を含めいろいろと展開していて、駅弁のお店は駅を飛び出して市内でも人気があります。その中の一軒に「黃平洋鐵道便當」というのがあって、店名にもなっている「黃平洋」というオーナーは、元野球選手なのです。

 黃平洋さん

台湾プロ野球が創設され、野球人気が最も高まったのが約25年前。その頃、先日ご紹介した兄弟エレファンツと人気を二分していたのが味全 ドラゴンズ。黃さんは味全のエースピッチャーだったそうです。「七色の変化球」と呼ばれる多くの球種を操り、「金臂人」という異名を取ったとか。「臂」とは肩から手首までの部分を表す言葉なので、さしずめ「ゴールデンアーム」ですね。引退後に天母棒球場の近くに弁当屋を開業し、今ではチェーン展開しています。ちなみにこの方、2010年には台北市議員にもなっています。


というわけで試しに食べてみました。雞排便當85元。雑誌でも弁当箱について書きましたが、昔ながらのステンレス弁当箱入り。


ステンレス弁当の中身はこんな感じ。台湾らしくご飯の上におかずがてんこ盛りです。

味の方はいたって普通でしたので、残念ながら強力プッシュというわけにはいきませんが、こんなところにも野球の歴史が感じられる台湾なのでした。

2016年6月1日水曜日

中信兄弟のタイムマシーンに乗ってみました。

横浜ベイスターズ(現在同率2位!!!!!!!!)も先日大洋ホエールズ時代のユニホームを着てプレーしていましたが、台湾でも中信兄弟が5月28日と29日の2日間、「猛象時光機(タイムマシン)」というスペシャルデーを開催し、選手たちは球団発足当時の復刻ユニホームを着てプレーしました。

中信兄弟のオフィシャルサイトより

元横浜の鄭凱文選手や元阪神の林威助選手が所属する中信兄弟は、昨オフに台湾初のFAによって台湾代表の主砲・林智勝選手が加入したこともあり、現在好調。堂々首位を走っております。2015年から本拠地を台中に移しましたが、それまでは台北のチームだったこともあり、台北っ子に絶大な人気を誇るチームです。「黄色いシャツ」という別名があるくらい黄色のチームカラーが浸透しているのですが、この白いユニホームはアマチュア時代、チームが誕生した時のものだそうです。

兄弟は1990年に台湾プロ野球ができる前からある老舗チームで、発足は1984年。


2014年のKANOブームに乗って発売されたこの本には、1984年8月に兄弟飯店を経営する洪騰勝が野球チームを作り、月給3万円で選手を募集した、とあります。当時はどの球団も月給制だったそうです。9月1日に正式にスタートしたチームは、たった9人だったというのも驚きですね。1986年には球場も建設し、ホームグランドを持つ初めての野球チームとなり、その4年後には夢のプロ野球が創立。味全龍、三商虎、統一獅と4つのチームでプロ野球リーグがスタートします。奇しくも今と同じ4チーム。統一ライオンズも開幕当時からあるチームです。


プロ野球創設3年目に初優勝。スペシャルデーの会場となった新荘棒球場には当時の新聞の特大パネルがありました。当時は總冠軍じゃなくて、金冠軍と言ったんですね。



入り口では優勝試合の復刻チケットが配布されました。当時から入場料がほとんど変わっていないこともわかります。裏のイラストは昨夏惜しまれつつ引退したかわいい象です。やっぱりかわいい。


こちらも球場に展示されていた、優勝トロフィー。2001年、2002年、2003年と3連覇を果たして人気が確実になるのですが、八百長などの影響でプロ野球の人気が低迷し、経営難から2013年のオフに兄弟グループがチームの売却を発表します。人気球団の売却は当時大きなニュースとなりました。

その後中國信託が新しいオーナーとなるのですが、「兄弟象」という長年親しまれた名前を変えることには抵抗が大きく、「兄弟」を残して「中信兄弟象」という名前になりました。今でもみんな「兄弟」と呼びます。だから「横浜DeNAベイスターズ」を「DeNA」と呼ばない私は正しいと思います。すいません脱線しました。


そんなわけでチアガールも象くんも復刻ユニホームで登場。で、始球式はなんと「香腸(ソーセージ)屋台のおじさん」であります!兄弟象が発足した当時から、球場の外でソーセージを焼いていたという偉人。この日も正門前の定位置で屋台を出していました。そうそう、台湾野球といえばホットドックではなく、甘辛な台湾ソーセージ。球場に行ったらぜひ食べてくださいね。

球場は引くほど暑かったです。サウナに3時間入ってたような感じで、正直頭ガンガンしました。周囲を見回してもやっぱりビールを飲んでいる人がいなくて、カットフルーツを食べている人を見て「健康的にもほどがある!」と思ったのですが、体のためにはビールよりフルーツだな。そう思うくらい過酷でした。


兄弟象のスペシャルデーで、球場内はほとんどが兄弟ファンだったにもかかわらず、試合は7-3でLamigoの勝利。8回の表に台湾球界のレジェンド・陳金鋒選手が放った2ランが効きました。乱打戦を覚悟していましたが、中盤まで緊迫したいい試合でしたよ。

台湾プロ野球にはまだ特定の贔屓球団がない私ですが、少しずつ各球団の歴史を勉強していきたいと思います。兄弟についてはこんな本↓も出ているので、読んでまた記事アップしますね。

2016年5月11日水曜日

「田中裕二の野球部 オフィシャルブック」に癒される。

ご無沙汰しています。すっかり更新が滞ってしまいました。
ありがたいことに夏前はガイドブックの仕事が重なり、忙しくしています。
ベイスターズが早々に最下位となりテンションもなかなか上がらず。
最近私の心の支えとなっているのは、JUNK、今永、そしてこの本です。


山本昌、元木大介、伊集院光っていう野球ファンなら名前だけでニヤニヤしちゃうメンツと田中部長との対談、座談会の面白さも期待以上だったんですが、間にある部員コラムもそれぞれ人柄が出ていて、しみじみ面白かったです。

ラジオ派の私としては放送作家高橋洋二さんの「ラジオで野球を聴きながら」はもろツボだし、主婦の鯉渕志保さんによる「野球と鯉渕家と私」というコラムもかなり味わい深かった。「選手の応援歌を覚えておくと、家事をしながら誰の打席かすぐわかって便利」というくだりは、そうそう!と思わず声を出してしまいました。主婦にはそんな楽しみ方もあるのです。私は横浜のチャンステーマがすごく好きなので、あれが聞こえると一瞬家事の手を止めて、心だけ球場に行きます。台湾にいながらハマの風を感じる瞬間です。

松尾アトム前派出所の「水島マンガベスト5&ど脇役ベスト9」もカフェで声出して笑いました。お笑いと野球は本当に相性がいい、と再認識した一冊でした。